研究課題
基盤研究(C)
アフリカやインドに比べかつては低調であった環太平洋を扱う英米モダニズム期文学研究も、近年はポストコロニアル批評の浸透やアジアへの注目の高まりを背景に、大きな進展をみせてきている。本研究はこうした趨勢を受け、19世紀末から20世紀前半にかけての広義のモダニズム時代における英米文学が、欧米の植民地主義・帝国主義とハンセン病の関係をどのように表象してきたのかを、文学・思想史的に解明することを目的とする。