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L2英語コミュニケーションにおける語用論的情報を伝達する音声特性の解明

研究課題

研究課題/領域番号 23K00511
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分02060:言語学関連
研究機関早稲田大学

研究代表者

首藤 佐智子  早稲田大学, 法学学術院, 教授 (90409574)

研究分担者 小西 隆之  早稲田大学, グローバルエデュケーションセンター, 講師(任期付) (90780982)
研究期間 (年度) 2023-04-01 – 2026-03-31
研究課題ステータス 交付 (2023年度)
配分額 *注記
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2025年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2024年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2023年度: 2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
キーワード音声 / 英語 / パラ言語情報 / 発話行為 / 誠実性条件 / プロゾディ / 謝罪 / 韻律情報 / L2英語 / 誠実性 / 音声特性
研究開始時の研究の概要

発話行為は多方面から研究されてきたが、音声的機能に焦点を当てた研究は申請者らの先行研究が初めてである。先行研究においては日本語の発話行為における誠実性の伝達に音声が影響することを明らかにしてきたが、本研究では英語の発話行為においても音声が同様の機能を担うのかを検証する。
本研究では謝罪などの音声を録音し、誠実性に影響する音声特性を英語母語話者と日本人学習者の間で比較する。
母語話者間コミュニケーションのみならず母語話者対非母語話者および非母語話者間の対話の発話行為における音声言語の機能を分析することで、対話の形態と発話行為における音声的機能の相互作用も明らかになることが期待できる。

研究実績の概要

2023年度は実験のための準備を進めた。本研究プロジェクトは先行する日本語の研究プロジェクト(2018年度~2023年度に実施)の研究成果との比較を行うことを念頭にしているため、日本語プロジェクトを英語に置きかえる上でどのような問題があるかの検討を行った。大学に在籍する米国からの留学生にヒアリングを行い、シナリオの内容を検討した。その結果、シナリオの大半が日本文化に特有の状況を設定しているため、そのまま英語に置きかえることはできないことが判明した。また謝罪が要求されるシナリオにおける言語表現の選定に関して考慮すべき要素をある程度特定することができた。2023年8月には米国においてパイロットとして謝罪の音声を収集したが、シナリオを提示してその申し訳なさに関する数値を得るまでには至らなかった。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

研究プロジェクトチームは2023年度は日本語のプロジェクトと英語のプロジェクトを同時進行させた。前者は2023年度が最終年度であり、研究成果の発表を優先させた結果、後者の進捗に影響が出た。また共同研究者はこれまでの6年間代表者と同じ研究機関にいたが、2023年度が任期の最終年度に当たり、就職活動をする必要があった。

今後の研究の推進方策

上述した通り、共同研究者の小西が他大学に転出したため、研究の遂行には実務上の困難が伴うことになった。オンラインで出来る部分を進め、小西が上京して実験を行う際には集中的に行うことを検討する。

報告書

(1件)
  • 2023 実施状況報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2023

すべて 学会発表 (1件) (うち国際学会 1件)

  • [学会発表] Phonetic Encoding of Sincerity in Expressive Speech Acts: An Analysis of Japanese Apologies in Experimental Settings2023

    • 著者名/発表者名
      Sachiko Shudo and Takayuki Konishi
    • 学会等名
      18th International Pragmatics Conference
    • 関連する報告書
      2023 実施状況報告書
    • 国際学会

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公開日: 2023-04-13   更新日: 2024-12-25  

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