研究課題
基盤研究(C)
本研究では,ドイツ語史全体において派生接辞体系がどう変化してきたかという問いに答えるため,大型電子コーパスを用いて古高ドイツ語期から現代までのドイツ語の様々な派生接辞の分布を捉え,その通時的変遷を追跡する。全体として計量的調査を重視しつつ,古高ドイツ語期の派生接辞の機能と派生接辞の語用論的機能の変遷を捉えることに特に着目する。また,一般言語学的・言語類型論的観点からドイツ語以外の言語との比較も行う。