研究課題/領域番号 |
23K00582
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分02080:英語学関連
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研究機関 | 大阪電気通信大学 |
研究代表者 |
松本 知子 大阪電気通信大学, 共通教育機構, 准教授 (40758554)
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研究期間 (年度) |
2023-04-01 – 2028-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2027年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2026年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2025年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2024年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2023年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 複数動詞連鎖 / 単文 / 複文 / 使用分野別頻度 / コーパス / 不定詞 / 動名詞 |
研究開始時の研究の概要 |
英語には4種類の複数動詞連鎖(V-to-V連鎖、V-V連鎖、V-and-V連鎖、V-Ving連鎖)があり、その4種類のすべての複数動詞連鎖において、「単文を形成する複数動詞連鎖」と「複文を形成する複数動詞連鎖」が存在する。本研究の全体構想は、単文を形成する複数動詞連鎖と複文を形成する複数動詞連鎖の性質を、統語、意味、機能、及び歴史的変化の観点から、総合的かつ通連鎖的に(連鎖間を横断して)考察することにより、単文を形成する複数動詞連鎖と複文を形成する複数動詞連鎖の体系を実証的に示し、さらにその2つの体系を統合し、英語の複数動詞連鎖を新しく体系化することである。
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研究実績の概要 |
英語には4種類の複数動詞連鎖(V-to-V連鎖、V-V連鎖、V-and-V連鎖、V-Ving連鎖)があり、その4種類のすべての複数動詞連鎖において、「単文を形成する複数動詞連鎖」と「複文を形成する複数動詞連鎖」が存在する。本研究の全体構想は、「単文を形成する複数動詞連鎖」と「複文を形成する複数動詞連鎖」の性質を、統語、意味、機能、及び歴史的変化の観点から、総合的かつ通連鎖的に(連鎖間を横断して)考察することにより、「単文を形成する複数動詞連鎖」と「複文を形成する複数動詞連鎖」の体系を実証的に示し、さらにその2つの体系を統合し、英語の複数動詞連鎖を新しく体系化することである。 本研究課題の初年度にあたる2023年度は、機能の観点から、複数のコーパスを用いて、4種類の個々の「複文を形成する複数動詞連鎖」についてのデータ分析とその分析結果の考察を行った。具体的には、次の3点についてである:(1)第1動詞の分布と第2動詞の分布の特徴 (2)主語の意味的特徴 (3)使用分野別頻度の分布の特徴。研究を進めるなかで、予想していた以上にデータが膨大であったため、データの分類方法に関して、一部考え直す必要があることがわかった。そのため、初年度の研究実施計画で予定していた研究内容をすべて行うことができていない状況にある。 初年度の着実な研究の進展として、4本の国際学会発表をオンラインで行った。他の研究者からのフィードバックを得る機会、更には、意見交換をする機会に恵まれたことは、非常に有益なことであった。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
国際学会発表をすべてオンラインで行ったため、予定していたよりも多くの国際学会での発表が可能になった。国際学会発表というかたちで成果を収めることができたことは良かった。本研究課題の基盤となる研究にあたるデータの分析と考察については、初年度ということもあり、試行錯誤を繰り返し、多くの時間を費やすこととなった。費やした時間に比例するかたちでの成果を収めることはできなかったが、試行錯誤を繰り返したおかげで、データの分類の精度が上がったこと、新たな用例を見つけることができたこと等、次年度以降の研究に確実につながる成果も出ていることも事実であり、予定より遅れている進捗状況ではあるが、大きな問題はないと考えている。
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今後の研究の推進方策 |
2023年度の研究実施計画の研究内容をすべて行った上で、2024年度の研究実施計画の研究内容を進める。具体的には、2024年度は、4種類の個々の「複文を形成する複数動詞連鎖」について、第1動詞と第2動詞の統語的、意味的特徴の記述を行い、さらには、連鎖そのもの自体がもつ意味的特徴も記述することを目指す。
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