研究課題/領域番号 |
23K00604
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分02090:日本語教育関連
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研究機関 | 東京外国語大学 |
研究代表者 |
中井 陽子 東京外国語大学, 大学院国際日本学研究院, 教授 (60398930)
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研究分担者 |
大場 美和子 昭和女子大学, 文学研究科, 准教授 (50454872)
寅丸 真澄 早稲田大学, 日本語教育研究センター, 教授 (60759314)
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研究期間 (年度) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2025年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2024年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2023年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | 日本語教育 / 談話分析 / 会話教育 / インターアクション能力 / 会話データ分析 / 日本語教員養成 |
研究開始時の研究の概要 |
実際の接触場面・母語場面の会話データ分析例を根拠として示しつつ、インターアクションの問題と解決法について具体的に考察ができる教材を開発する。本教材は、日本人学生、日本語学習者等が会話データの動画を用いて分析する体験を通して、日常生活に関連付けながら、基礎的な事項を段階的に学びつつ、自身のインターアクションの内省と改善が行えるようになることを目指す。本教材の開発のために、会話データの収集・分析・教材化を行い、教材の効果検証を行う。
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研究実績の概要 |
実際の接触場面・母語場面の会話データ分析例を根拠として示しつつ、インターアクションの問題と解決法について具体的に考察ができる教材の開発を行った。まず、既に作成済の教材を学部および大学院の授業で試用し、受講生の反応も見ながら、教材の改善を進めた。また、収集済みの日本語のナラティブのデータをもとに、同様の英語データと中国語データを収集し、文字化を行った。これをもとに、3言語の聞き手の反応の比較分析を行ったうえで、教材を作成し、学部授業で試用できるようにした。 次に、3種のインターアクションに関する研究を行った。1つ目は、「話し合い」の会話データ(計60分程度)を3本収集し、「意見交換型」「課題解決型」「課題達成型」という3つの類型に分類した上で、協働のためのストラテジーを分析し、学会発表を1回、論文投稿を1回行った。2つ目は、オンライン日中交流会での参加者の意識とインターアクションを分析し、学会発表を1回、および論文投稿を1回行った。3つ目は、会話教育を中心とするインターアクション教育が行える日本語教員を養成するための教科書を開発し、出版を行った。これらの研究成果は、インターアクションの問題と解決法を検討するための日本語教員の養成に有益な知見となると考える。 さらに、インターアクションの分析、およびインターアクション能力の育成に関する講演・特別講座・ワークショップ・オープンアカデミー教養講座・市民公開講座等を、東京外国語大学、昭和女子大学、および、プロフィシェンシー研究学会(於・京都外国語大学)、東北師範大学赴日本国留学生予備学校(於・中国長春)、韓国日語教育学会(於・梨花女子大学)、ドイツVHS日本語講師の会、(於・ドイツ・ハノーファー)、等で行い、広く国内外の日本語教育に関心を持つ人々に研究と実践の成果について情報共有した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
研究計画当初の予定通り、会話データを収集し、文字化し、分析を行い、発表論文にまとめる作業を進めている。ただし、まだ収集できていない会話データもあるため、2024年度はこれらを収集・分析し、教材開発を進めていく予定である。
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今後の研究の推進方策 |
令和6年度までに、社会言語行動(例:感謝、ほめ)、社会文化行動(例:部活)の会話データを収集し、全て文字化し、インターアクションの観点から分析を行い、教材化する。分析結果は、学会発表・論文投稿等で広く公表する。令和7年度までに、作成した教材を授業で試用し、学生の反応から教材の有効性を検証し、改良した上で、その結果を学会発表・論文投稿等で広く公表し、教材の完成版を出版する。
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