研究課題
基盤研究(C)
本研究は、認知言語学の用法基盤モデルの観点より、日本語の構文構築モデルを提示することを目的とする。第一言語習得の子ども、第二言語習得の子ども,第二言語習得の大人の3領域の共通性から普遍的習得プロセスとメカニズムを追究し、差異から各特徴を明らかにする。普遍性については、これまで動詞形や助詞の研究を中心に進め「スロット付きスキーマ合成仮説」(橋本 2018)を提示しているため、当該理論の精緻化を図りつつ習得の全体像を明らかにする。また3領域に介在する環境、年齢、認知能力、母語といった要因とプロセスとの関連性を追究する。