研究課題
基盤研究(C)
本研究では、ヨーロッパ言語共通参照枠(CEFR)(2001)とその増補版CEFR-CV (2020)の理解に基づき、それがドイツ、フランス、イタリアの現在の移民への言語教育政策にどのように活かされているのか(または、いないのか)を探りたい。(1)文献調査による理念、政策提言、運営制度や組織、実態に関する政府や民間の統計的な資料も含め最新の文献を収集して分析する、(2)欧州の移民受入における言語教育面での関係者や専門家から助言を得る、(3)移民統合のための言語教育現場の調査から、現状に見られる成果と課題を分析し、知見を得ることで国内の日本語教育政策の拡充のための基礎資料を得ることを計画している。