研究課題/領域番号 |
23K00708
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分02100:外国語教育関連
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研究機関 | ヤマザキ動物看護大学 |
研究代表者 |
大橋 由紀子 ヤマザキ動物看護大学, 動物看護学部, 准教授 (40589793)
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研究分担者 |
投野 由紀夫 東京外国語大学, 大学院総合国際学研究院, 教授 (10211393)
片桐 徳昭 北海道教育大学, 教育学部, 教授 (60734829)
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研究期間 (年度) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2025年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2024年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2023年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
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キーワード | コーパス / 発話分析 / 授業法 / 談話分析 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では、外国語授業における教員間での偏りを解消するため、 外国語授業を録画し、録画内容全てを小学校外国語授業コーパスとして電子化する。コーパスデータをCEFR-J指標と照合、インタラクションと理解度の関連において分析を行った後、CEFR-J can-do descriptorに準ずる授業法・指導法検索ツールの開発を目指す。ツールの公開によって、より理解を助ける授業法の検索が可能となり、外国語教育授業改善のための情報共有システムとして利用されることを目指す。
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研究実績の概要 |
本研究の目的は、外国語授業における教員間での偏りを防ぐべく「授業プログラム設計補助システム」を構築し、CEFR-J指標に準拠した外国語授業展開のための CEFR-J can-do descriptorに準ずる授業法・指導法検索ツールを開発することである。
コーパスから情報を検索するツール構築にあたり、第一のプロセスとして初年度では授業コーパスのデータ収集と並行し、既存ツールの汎用性を高めるため、現在までに構築した授業コーパスタグ付けツールCCT: Classroom Corpus Vocabulary Analyzer with CEFR-J Wordlist (Ohashi, Katagiri, & Oshikiri, 2022)、および語彙分析ツールVACSR :Vocabulary Analyzer for Self-Reflection) (Ohashi, Katagiri, & Oshikiri, 2022)の機能をさらに追加し、新たなVACSR version 2として公開した。VACSR2 URLを含め、研究結果を記載した論文を公開した。Ohashi, Y., Katagiri, N., & Oshikiri, T. (2023). Asia Pacific Journal of Corpus Research 4(2), 75-87. DOI: https://doi.org/10.22925/apjcr.2023.4.2.75
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
現段階では研究計画に沿って概ね順調に進んでいる。初年度の研究計画は、外国語授業コーパス構築および情報の定量化を行うことであった。コーパス構築に関してはデータを増やせるだけ増やす必要があるため、引き続き令和6年度以降もデータ取得、コーパス化を進める。コーパスを定量化するための語彙分析ツール、VACSR version 2が完成したことにより、語彙使用状況を明らかにすることが可能となる。これにより、語彙に関するCEFR-J指標の照合が可能となる。
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今後の研究の推進方策 |
VACSR version 2が完成したことにより、研究課題として挙げているCEFR-J指標との照合に於いて、語彙的な側面から考察が可能となる。Ohashi, Y., Katagiri, N., & Oshikiri, T. (2023)における VACSR version 2を使用した研究により、授業内でのほとんどの語彙がCEFR-J wordlist level A1であり、A1においても使用が見られない語彙が多数存在することが明らかとなった。今後VACSR version 2により授業コーパスでの使用語彙を定量化することにより、授業内で使用する語彙レベルに関しての提言が可能となる。令和6年度以降はVACSR version2と組み合わせ、語彙だけでなくインタラクションに於いてcan-do descriptorに記載の能力に導くインタラクション検索を可能とするツールを開発すべく、研究を進める予定である。
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