研究課題/領域番号 |
23K00727
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分02100:外国語教育関連
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研究機関 | 共立女子大学 |
研究代表者 |
市山 陽子 共立女子大学, 国際学部, 教授 (50458741)
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研究期間 (年度) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2025年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2024年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2023年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 正書法処理能力 / 音韻処理能力 / 多読研究 / EFL |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は、英語を外国語として学習する日本人学習者の正書法および音韻処理能力に合致した多読練習本を開発することを目的とする。具体的には次の手順で研究を進める。 (1) 多読論文のメタ分析による多読実践方法の調査、(2) 正書法および音韻の観点から英語多読本の難易度レベルの調査、(3) 正書法および音韻処理力の観点から日本人大学生の語彙レベルに合致した多読練習本の開発・出版 本研究によって得られた知見は、今後英語を外国語として学習する日本人英語学習者の円滑な多読実践に活用することが期待できる。
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研究実績の概要 |
英語(書記素と音素の関係が非1対1)と日本語のひらがな、カタカナ、ローマ字(書記素と音素が1対1の関係)の正書法の違いにより日本人は英語の正書法の習熟度が低いと推測される。しかしこれまで多読研究において正書法処理力(特定の文字が単語内で出現する位置についての特徴、文字の並びについての規則性や頻度を抽出し、これらの知識に基づいて単語を処理する能力)と音韻認知力(書かれた単語を音素と書記素の対応規則によって音声化しながら単語を処理する能力)に着目したものはほとんどない。そのため本研究正書法および音韻認知の観点から多読論文のメタ分析、多読本の難易度調査、日本人大学生の語彙レベルに合致した多読本の開発を目的とする。具体的には次の手順で研究を進める。 (1) 多読論文のメタ分析による多読実践方法の調査、(2) 正書法および音韻の観点から英語多読本の難易度レベルの調査、(3) 正書法および音韻処理力の観点から日本人大学生の語彙レベルに合致した多読練習本の開発・出版 2023年度研究計画は以下の2点であり2)において進捗があった。1) 先行研究論文メタ分析:50本程度、2) 多読本の正書法および音韻処理レベル分析:100冊程度 2)において当初の予定を超える225冊において正書法および音韻処理レベル分析を進めている。当初予定冊数である100冊を超えた理由は、複数の出版社が予定を超える多読本を出版していたことによる。現在30冊程度の多読本について分析が終了している。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
特に2)において当初予定の冊数を超える多読本の収集を行っており、分析も順調に進んだ。
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今後の研究の推進方策 |
(1) 多読論文のメタ分析による多読実践方法の調査、(2) 正書法および音韻の観点から英語多読本の難易度レベルの調査において分析を進め、今年度中の終了を目指す。
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