研究開始時の研究の概要 |
視覚言語である手話は, 視覚情報という特異さもあり, 充分な授業基盤が提供されていない. そこで, 本研究では, 複数台の高解像度ビデオカメラで授業の様子を撮影し, 授業の全体を撮影するだけでなく, 映像に映っている各手話話者(学習者, 教員)を紐づけして, 切り取る映像処理の技術, 切り取られた映像を拡大して提示する技術などを確立させる. それによって, 学習者にも教員にも, お互いの手話をよく見ることができるようになり, 柔軟な手話授業が可能となる. さらに, 本研究で開発された技術を実際の授業などで試用し, その実用性と有用性を検証しながら, 活用方法の提案を行う.
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