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CLIL型指導と言語知識の認知的発達プロセスの解明に関する理論的・実践的往還研究

研究課題

研究課題/領域番号 23K00739
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分02100:外国語教育関連
研究機関宇部工業高等専門学校

研究代表者

岡田 美鈴  宇部工業高等専門学校, 一般科, 准教授 (90776543)

研究期間 (年度) 2023-04-01 – 2027-03-31
研究課題ステータス 交付 (2023年度)
配分額 *注記
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2026年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2025年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2024年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2023年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
キーワード第二言語習得 / CLIL / 認知 / 認知心理学 / 自動化 / テストバッテリー
研究開始時の研究の概要

本研究はSDGsなどをテーマにCLIL型指導によって学んだ内容をプレゼンテーションにまとめ、スクリプトを提出し発表させることと、その後試験をすることで「明示的知識」を測定する。さらに、言語運用能力テストとして、TOEIC S&W Testを課すことで、教材などに影響を受けない「自動化された明示的知識」を測定する。複数の評価方法を採用することで得られた結果を詳細に分析することができ、学習者の持つ言語知識の認知レベルを詳細に見ることが可能となる。このように実践研究と得られたデータの理論的基礎研究を往還していくことで、言語知識の認知発達及び指導と言語学習の関係性を明らかにすることが可能となる。

研究実績の概要

SDGsを題材にしたCLIL型授業を2年生、4年生、専攻科生に実施した。それぞれ2年生ではプレゼンテーション、4年生ではディベート、専攻科生ではラウンドテーブルディスカッションを行い、エビデンスの1つとしてスクリプトをKH Corderにかけて分析を行った。その結果、日本人英語学習者がライティングやスピーキングなどアウトプットの際に多用する表現の傾向が見えてきた。さらに日本人英語学習者の認知的発達段階を詳細に分析するため、被験者40人を募ってTOEIC Speaking&Writingテストを実施し、以前の分析と合わせて細かく認知的発達を見ているところである。昨年度はこれらの成果を、The 62nd JACET International ConventionとCOCET全国高等専門学校英語教育学会にて発表した。また、これらを宇部工業高等専門学校研究報告論集にて研究報告論文として発表した。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

授業実践、S&Wテストの実施、分析、成果発表と1年間で予定していた活動はすべて実施することができた。また、The 62nd JACET International Conventionの発表において聴衆の方々と有意義な議論を行うことができ、それを本年度の研究活動に活かしたいと考えている。

今後の研究の推進方策

引き続きデータを詳細に分析し、次の発表に備えたいと考えている。加えて、授業実践のブラッシュアップと、次のデータ収集のためのTOEIC Speaking&Writingの実施について検討していく予定である。

報告書

(1件)
  • 2023 実施状況報告書
  • 研究成果

    (4件)

すべて 2024

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (3件) (うち国際学会 1件)

  • [雑誌論文] 高等学校と高専における活動型学習の実践研究ータスク型とCLIL型学習の違いについてー2024

    • 著者名/発表者名
      岡田美鈴・浮田智也
    • 雑誌名

      宇部工業高等専門学校研究報告

      巻: 70 ページ: 30-35

    • 関連する報告書
      2023 実施状況報告書
    • 査読あり
  • [学会発表] A Case Study of Poster Presentation Utilizing SDGs at Advanced Couse of National Institute of Technology2024

    • 著者名/発表者名
      Okada, Misuzu
    • 学会等名
      The 62nd JACET International Convention
    • 関連する報告書
      2023 実施状況報告書
    • 国際学会
  • [学会発表] 高等学校と高専におけるTask-based Language Teachingの比較2024

    • 著者名/発表者名
      岡田美鈴・浮田智也
    • 学会等名
      全国高等専門学校英語教育学会第46回研究大会
    • 関連する報告書
      2023 実施状況報告書
  • [学会発表] 3つのタスク型活動の実践~SVOCと仮定法の使用を目指して~2024

    • 著者名/発表者名
      浮田智也・岡田美鈴
    • 学会等名
      第51回九州英語教育学会熊本研究大会
    • 関連する報告書
      2023 実施状況報告書

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公開日: 2023-04-13   更新日: 2024-12-25  

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