研究課題/領域番号 |
23K00759
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分02100:外国語教育関連
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研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
小林 真実 名古屋大学, 言語教育センター, 准教授 (10888986)
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研究分担者 |
松村 昌紀 名城大学, 理工学部, 教授 (60275112)
小川 知恵 京都産業大学, 文化学部, 准教授 (40645107)
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研究期間 (年度) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2025年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2024年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2023年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 言語タスク / スピーキング / タスク / 文法指導介入 / 指導タイミング / 個人的特性 |
研究開始時の研究の概要 |
第二言語教育において「タスク」と呼ばれるコミュニケーション課題を用いることの効果について研究が行われてきた。本研究はタスク実施中又は実施後で文法指導を行った場合、それぞれのタイミングにおいて学習者の言語使用の変化にどのような影響を与えるかという観点から、言語発達を効果的に促す方法を探索する。 具体的には (1) 教師が教室全体に与える文法指導介入を、タスク実施前・実施中・実施後に行った場合を比較し、各指導の効果を明らかにする、(2) 教師が教室全体に与える文法指導介入の効果を明らかにすること、(3) 指導の効果と学習者の個人的特性(分析能力や作業記憶容量など)との関連性を明らかにすることを行う。
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研究実績の概要 |
英語の授業での発話データ収集の他に、授業外での発話データ収集も視野に入れて計画を再検討した。また研究分担者の勤務校でのデータ収集の計画を立て、倫理審査委員会の審査を完了した。 2022年度までに行ったパイロットスタディから得られたナレーションタスク実施方法に関する知見を学会発表及び論文にて報告した。 研究代表者及び研究分担者2名は、それぞれ言語タスクに関する招待講演を行なった。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
2023年度は研究代表者の勤務大学で発話データ収集を計画していたが、現在勤務している大学の部局には倫理審査委員会が設置されておらず、2023年度の発話データ収集が叶わなかった。また、申請時には英語の授業で発話データ収集を行う予定であったが、現勤務校の他の部局での倫理審査委員会の承認状況から、予定通りにデータ収集を行うことは難しいと判断し、研究計画を検討・修正している。更に、現勤務校の学生は、申請時の勤務校の学生とは英語の熟達度が異なるため、研究分担者の勤務校でのデータ収集を計画している。
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今後の研究の推進方策 |
発話データ収集方法を変更する必要があるため、研究計画を再検討する。 申請時は、実験参加者に動画を見せてナレーションをさせ、発話の録音を収集する予定であったが、これまでのパイロットスタディの結果から動画のナレーションは実験参加者にとって困難であり、十分な発話量を収集するのが困難であると判断したため、字のない絵本を使ったナレーションを検討している。具体的には "Frog, Where Are You?" シリーズ(Mercer Mayer著)、"Good Dog, Carl"(Alexandra Day著) などから選択する予定である。 「現在までの進捗状況」欄で述べた通り、研究代表者の勤務大学では発話データを収集するのが困難であるため、研究分担者の勤務大学で発話データを収集する。英語授業内でナレーションと録画を行う。また、実験参加者は約60名を予定している。
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