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ライティング発達がスピーキング力に与える影響:複雑系理論に基づくアプローチ

研究課題

研究課題/領域番号 23K00779
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分02100:外国語教育関連
研究機関立教大学

研究代表者

新多 了  立教大学, 外国語教育研究センター, 教授 (00445933)

研究分担者 馬場 今日子  東洋大学, 文学部, 教授 (30454333)
研究期間 (年度) 2023-04-01 – 2026-03-31
研究課題ステータス 交付 (2023年度)
配分額 *注記
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2025年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2024年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2023年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
キーワードスピーキング / ライティング / 複雑系理論 / 第二言語ライティング / 第二言語スピーキング
研究開始時の研究の概要

本研究では、第二言語ライティング力とスピーキング力の共発達について複雑系理論の視点から調査を行う。アウトプット(ライティング・スピーキング)を行うことは総合的な第二言語能力の向上を促進すると考えられているが、両者が互いにどのように影響を与えるのか十分にわかっていない。本研究では、ライティングの繰り返しがスピーキング力の発達にどのような影響を与えるのか、明らかにする。本研究によって、「第二言語習得」と「第二言語ライティング」分野を繋ぐ新しい役割を果たすとともに、高度な英語発信力を育成する教育方法の提案が期待される。

研究実績の概要

本研究では、第二言語ライティング力とスピーキング力の共発達について複雑系理論の視点から調査を行う。変化が激しく将来の予測が困難な現代のグローバル社会において、深く思考し、自分の考えを発信する力の育成が英語教育にも求められている。アウトプット(ライティング・スピーキング)を行うことは総合的な第二言語能力の向上を促進すると考えられているが、両者が互いにどのように影響を与えるのか十分にわかっていない。申請者らもライティングタスクの繰り返しがライティング力の発達につながることを明らかにしてきたが、それがスピーキング力にどのような影響を与えるかわかっていない。本研究では、ライティングの繰り返しがスピーキング力の発達にどのような影響を与えるのか、明らかにする。
本研究は、ライティング活動がスピーキング力にどのような影響を与えるのか、また、ライティングの発達パタンによってスピーキング力への影響はどのように異なるのかについて、教室内でデータを採取し、検証を行う。具体的には、以下の点について明らかにする。
1. ライティングタスクの繰り返しを通じて、大学生英語学習者のライティング力はどのように発達するのか。また、個人の発達パタンはどのように分類できるのか。
2. 1で特定されたライティングの発達パタンとスピーキング力はどのように関係しているのか。また、学習者のどのような経験や特徴がライティングおよびスピーキング力の発達に影響しているのか。
1年目である2023年度は、英語授業におけるライティングおよびスピーキングデータの採取を行った。具体的には3つの異なるクラスに在籍する大学生に対して、毎週ライティングを実施するとともに、1週目と最終週にオンラインのスピーキングテストを実施した。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

当初計画の通り、20名の研究参加者に対して、ライティングはargumentative essayを10回、またスピーキングはスピーチを2回を実施し、データを採取した。

今後の研究の推進方策

2024年度は昨年度に引き続きデータ採取を行うと共に、これまで採取したデータの分析を行う。

報告書

(1件)
  • 2023 実施状況報告書
  • 研究成果

    (8件)

すべて 2023

すべて 雑誌論文 (3件) (うち国際共著 1件、 査読あり 2件、 オープンアクセス 3件) 学会発表 (4件) (うち国際学会 1件) 図書 (1件)

  • [雑誌論文] A multilayered approach to researching learner agency as complex dynamic system: Cases of Japanese students learning English at university2023

    • 著者名/発表者名
      Nitta, R & Baba, K.
    • 雑誌名

      International Journal of Complexity in Education

      巻: 4 ページ: 37-60

    • 関連する報告書
      2023 実施状況報告書
    • 査読あり / オープンアクセス
  • [雑誌論文] Towards Reforming the University Entrance Exam System in Japan: A Case Study of Linguaskill General2023

    • 著者名/発表者名
      Nakatsuhara, F., Inoue, C., Nitta, R & Aoyama, T.
    • 雑誌名

      Cambridge English Assessment Research Notes

      巻: 84 ページ: 1-78

    • 関連する報告書
      2023 実施状況報告書
    • 査読あり / オープンアクセス / 国際共著
  • [雑誌論文] 法学部「グローバルコース」1年次生質問紙・英語試験を通じたEMI教育の課題と展望2023

    • 著者名/発表者名
      新多了
    • 雑誌名

      立教法学

      巻: 109 ページ: 391-402

    • 関連する報告書
      2023 実施状況報告書
    • オープンアクセス
  • [学会発表] Researching learner agency from a Complex Dynamic Systems Theory perspective: A multilayered approach2023

    • 著者名/発表者名
      Nitta, R & Baba, K.
    • 学会等名
      EuroSLA 32nd Conference
    • 関連する報告書
      2023 実施状況報告書
    • 国際学会
  • [学会発表] グローバル社会を生き抜く力としての「複言語能力」―立教大学の試み2023

    • 著者名/発表者名
      新多了
    • 学会等名
      中央大学人文科学研究所主催公開研究会
    • 関連する報告書
      2023 実施状況報告書
  • [学会発表] CEFRと英語検定試験2023

    • 著者名/発表者名
      新多了
    • 学会等名
      第2回TOPIKフォーラム:TOPIKの持続可能な発展に向けた他言語テストとの比較ー教育現場での活用を中心に
    • 関連する報告書
      2023 実施状況報告書
  • [学会発表] 「AI時代に目指すべき英語教育;「ナラティブ・アイデンティティ」の視点から2023

    • 著者名/発表者名
      新多了
    • 学会等名
      バイリンガルサイエンス研究所・メディア向けセミナー「AI時代の英語教育はどう変わる?;第二言語習得研究の最先端」
    • 関連する報告書
      2023 実施状況報告書
  • [図書] English for Sustainable Development : 英語でSDGsを実践する2023

    • 著者名/発表者名
      山本 有香、新多 了
    • 総ページ数
      88
    • 出版者
      研究社
    • ISBN
      9784327422028
    • 関連する報告書
      2023 実施状況報告書

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公開日: 2023-04-13   更新日: 2024-12-25  

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