研究課題
基盤研究(C)
本研究は20世紀前半のアジア太平洋地域における人道主義理念の変容過程を、日本・アメリカ合衆国・オーストラリアを中心に推進された国際赤十字運動に焦点を当てて考察する。アジア太平洋地域における日・米・豪の赤十字社による国際的連携に注目することで、人道主義理念が戦争・帝国支配・植民地統治と連動しながら、複合的に再定義されていく様相を包括的に分析する。