研究課題
基盤研究(C)
日本古代の荘園については、20世紀末から研究が進み、古代荘園は必ずしも没落せず、中世に連続するものがあることが知られるようになったが、その具体相はまだ十分明らかではない。本研究は、法隆寺・弘福寺・東大寺の古代荘園について、個別具体的な検討を行ない、地域や領主による違いにも配慮しながら、連続・展開の実態を明らかにすることにより、古代~中世の荘園史に関する認識をさらに深化させようとするものである。