研究課題/領域番号 |
23K00867
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分03030:アジア史およびアフリカ史関連
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研究機関 | 岡山大学 |
研究代表者 |
和田 郁子 岡山大学, 社会文化科学学域, 准教授 (80600717)
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研究期間 (年度) |
2023-04-01 – 2027-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2026年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2025年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2024年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2023年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
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キーワード | 南アジア史 / インド洋海域史 / 東インド会社 / 船員 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は、17-18世紀にイギリス東インド会社とオランダ東インド会社が現地で不足した人員を補うため、とくに南アジアにおいて調達した現地雇用船員について、一次史料に基づく実証研究を通してその実態に迫ろうとするものである。ヨーロッパ語史料の豊富な情報とともにペルシア語史料も活用することにより、インド洋海域史および南アジア史の視座から、多様な集団相互の関係性やその変化の諸相など、これまで看過されてきた歴史的側面に光をあてる。
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研究実績の概要 |
本研究課題は、イギリス東インド会社とオランダ東インド会社が17-18世紀にインド洋海域での航海・交易活動を行うにあたり、現地で不足した人員を補うため、とくに南アジアにおいて調達した現地雇用船員について、一次史料に基づく実証研究を通してその実態に迫ることを目指すものである。 2023年度は、当初の研究計画にしたがい、まずBritish Library所蔵のイギリス東インド会社文書群のデータベースEast India Company Module IVを整備し、本データベースに収録された文書のなかから、主に南アジア人船員の雇用の始まりに関する情報を抽出・分析することから着手した。また、オランダ東インド会社についても、オンライン公開されているNationaal Archief(オランダ、ハーグ)所蔵のオランダ東インド会社文書群から、同様に同社による南アジア人船員雇用の初期についての情報を含む文書の抽出調査を開始した。これらと並行して、関連する刊行史料の収集と最新の研究動向をフォローするための二次資料の整備にも取り掛かった。 また、上記の一次史料の分析に基づき、2023年10月末に開催された東洋史研究会大会において研究報告を行った。この報告では、主としてイギリス東インド会社による南アジア人船員の雇用が開始される時期とその調達地を具体的に明らかにするとともに、オランダ東インド会社による南アジアの商館での船員雇用に関する初期の事例を紹介し、併せて今後の研究についての展望を示した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
研究実施計画に沿って一次史料を整備し、情報の収集・分析を進めるとともに、全国学会において研究報告を行うこともできたため。
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今後の研究の推進方策 |
2024年度は一次史料の分析をさらに進めるとともに、二次資料の拡充を行い、出張調査の必要な資料については海外資料調査を実施する予定である。
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