研究課題/領域番号 |
23K00894
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分03040:ヨーロッパ史およびアメリカ史関連
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研究機関 | 中央大学 |
研究代表者 |
堀内 隆行 中央大学, 文学部, 教授 (90568346)
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研究期間 (年度) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
2025年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2024年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2023年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 南アフリカ / 第二次世界大戦 / 共産党 |
研究開始時の研究の概要 |
第二次世界大戦を性格規定するとき、その後に起こった冷戦との関係で言えば、共産主義勢力の台頭を招いた点は大きい。こうした問題について本研究では、当時イギリスの自治領だった南アフリカ連邦の共産党に対象を絞って検討する。共産党の歴史は今日、マンデラとともに常に反アパルトヘイト闘争の前衛を担ってきたと神話化されているが、本研究は、白人政権との協力という「不都合な真実」に光を当てる。その一方で成果を国際的に発信し、大戦下の共産主義勢力をめぐる諸地域間の比較のために素材を提供することによって、欧米とアジアしか見てこなかった大戦研究全体のグローバル化にも努める。
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研究実績の概要 |
本研究全体の目的は下記のとおりである。 「第二次世界大戦を性格規定するとき、その後に起こった冷戦との関係で言えば、共産主義勢力の台頭を招いた点は大きい。こうした問題について本研究では、当時イギリスの自治領だった南アフリカ連邦の共産党に対象を絞って検討する。具体的には、白人政権によるアフリカ人労働運動の統制に協力して勢力を伸長する経緯、白人兵士への浸透の実態を明らかにする。共産党の歴史は今日、マンデラとともに常に反アパルトヘイト闘争の前衛を担ってきたと神話化されているが、本研究は、白人政権との協力という「不都合な真実」に光を当てる。その一方で成果を国際的に発信し、大戦下の共産主義勢力をめぐる諸地域間の比較のために素材を提供することによって、欧米とアジアしか見てこなかった大戦研究全体のグローバル化にも努める。」 当該年度は『中央大学文学部紀要 史学』69号(2024年3月)に「「下からの歴史」からグローバル・ヒストリーへ―チャールズ・ファン・オンセレンの南アフリカ犯罪史研究をめぐって―」を寄稿した。この論文では(当年度の研究実施計画に含まれていた)白人政権によるアフリカ人労働運動統制の検討につながるものとしての犯罪取締りの事例を明らかにできた一方で、本研究にかかわる成果としては不十分な内容に終わった。また、他の科研費を使用して南アフリカとイギリスでの史料調査を再開できたが、本研究については時間不足で行えなかった。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
以前の基盤研究(C)がコロナ禍その他のために遅れており、しわ寄せが生じたため。
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今後の研究の推進方策 |
遅れの原因となっている以前の基盤研究(C)についてはほぼ完了したため、24・25年度の2年間で研究を終えられる予定である。
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