研究課題
基盤研究(C)
本研究では、先史時代(文字資料のない時代)を通じた長期間、本州・サハリンに至る広域に利用された北海道東部を産出地とする置戸産黒耀石を対象に、原産地の開発と石材流通過程との関係性を解明する。本研究により、更新世から完新世の移行に伴う自然・資源環境の大規模な変化に応じた資源の開発と運用が具体的に明らかになることで、当時の資源の流通形態や社会のあり方およびそれらが変化する要因について議論可能になる。