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食糧生産力が社会体制に与えた影響の定量的評価:遺跡出土動物からのアプローチ

研究課題

研究課題/領域番号 23K00952
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分03060:文化財科学関連
研究機関山梨県立博物館

研究代表者

山田 英佑  山梨県立博物館, 山梨県立博物館, 学芸員 (30748968)

研究期間 (年度) 2023-04-01 – 2027-03-31
研究課題ステータス 交付 (2023年度)
配分額 *注記
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2026年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2025年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2024年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2023年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
キーワード動物考古学 / 動物利用文化史 / イノシシ属 / 食性復元 / 幾何学的形態解析 / 食糧生産体制 / イノシシ
研究開始時の研究の概要

動植物の家畜化・栽培化は人類文明に革新的・不可逆的なインパクトを与えた。一方で、社会体制の転換と新たな食糧需給体制の導入という2つのイベントが相互に関係しているのか検証することは、しばしば困難をともなう。本研究は、階層的社会が誕生した時期の遺跡から出土した「ヒトに飼養された動物個体」の割合を食糧生産力の定量的な指標とする新たなアプローチにより、この課題解決を目指す。

研究実績の概要

当該年度は、沖縄本島北部のグスク時代遺跡から出土したイノシシ属の資料を中心に、食性復元の基礎となる臼歯表面の三次元形状データの計測を進めた。並行して、臼歯輪郭形状データの収集を進めた。また、予察的な分析として、当該年度に得たデータを、すでに収集済みの先史時代および近世以降の出土資料から得たデータと比較した。現在、沖縄本島中部・南部地域の出土資料について、データの収集を継続中である。さらに、研究の基盤となる現生資料についても、様々な飼育環境下にある個体を研究資料として入手し、標本化、データ化することができた。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

予定していた出土資料のデータ収集が順調に進展しているほか、より精緻な分析を可能にする現生資料のデータ充実化にも取り組むことができた。

今後の研究の推進方策

今後、琉球列島全体に調査対象を拡大するとともに、国外の遺跡から出土した資料のデータ収集も進め、本格的な分析に取り組む計画である。

報告書

(1件)
  • 2023 実施状況報告書

URL: 

公開日: 2023-04-13   更新日: 2024-12-25  

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