研究課題
基盤研究(C)
広島大学総合博物館に保管されている魚類化石を含んだノジュールに注目し, 3DスキャンとX線CTの技術を用いることで,化石資料の内部構造の視覚化・レプリカ作成を行い,化石資料の全体像を把握する.その上で分類の再検討や内部構造のデータ化を図り,化石種の生体復元を目指す.またノジュール部分の化学分析も並行して行うことで,化石種が生息していた古環境の推定を行う.さらにCTスキャンを活用し,表面だけを見せる従来の化石展示とは異なる斬新な展示手法の検討を行い,様々なサイズや特徴の化石を有する本博物館の資料を用いて,3DスキャンとX線CTを活用した化石展示手法の確立と普及を目指す.