研究課題
基盤研究(C)
非研究者では,例えばナガスクジラ科鯨類の頭骨を見て,種判別を行うことはきわめて困難だ.実は研究者でも大型鯨類の形態学的特徴をきちんと捉えている人口は少ない.そんな状況下でどこを見て何を把握することが種を把握するために必要なのかをわかりやすく示すことにより,專門家も,非專門家も,鯨類の多様性を正しく理解できる状況をつくりたい.本研究によってそのための基礎を提供することができ,大きいがゆえに正確な把握が困難な鯨類を正しく理解する環境が構築される.成果はホームページ上に公表し,これまで協議を進めてきた,スミソニアンなどの世界の博物館と協調して従来全く不可能であった,鯨類標本の比較觀察の場を実現する.