研究課題
基盤研究(C)
文化財収蔵を目的としない一般室の環境とそこに収蔵される文化財資料が持つ、それぞれのリスクと限界を明らかにすることで、緩やかな環境制御を行うためのガイドラインを得ることを目的とする。本研究では①一般室における保存環境の温湿度特徴の“見える化”、②保管環境の文化財資料に対する影響評価を行い、③一般室の保存環境に適した資料保存方法のあり方について明らかにする。このことにより、文化財所有者や施設管理者によって理解しやすい指針を得、一般室における文化財資料保存のリスク軽減となることを目指す。