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米国都市圏における職住の「空間的ミスマッチ」論の災害リスク評価への応用

研究課題

研究課題/領域番号 23K00985
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分04020:人文地理学関連
研究機関東京大学

研究代表者

小田 隆史  東京大学, 大学院総合文化研究科, 准教授 (60628551)

研究期間 (年度) 2023-04-01 – 2026-03-31
研究課題ステータス 交付 (2023年度)
配分額 *注記
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2025年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2024年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2023年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
キーワードジェントリフィケーション / 空間的ミスマッチ / 災害リスク / 消防・警察 / 地域防災 / アメリカ / 西海岸
研究開始時の研究の概要

災害リスクや復興過程をめぐる欧米の地理学的研究は,都市マイノリティ貧困層を脆弱な存在と捉えたものが多い一方で,富裕層の流入の影響に着目した研究は少ない。特に,ジェントリフィケーションの進行による若年富裕層の集中や居住地域分化が都市圏の災害リスクへの影響を論じた研究は限られる。北米都市のインナーシティにおける職住の「空間的ミスマッチ」(spatial mismatch)に伴う諸問題とその解決策や,マイノリティ貧困層の居住地区と都市防災のあり方に関する従前の研究を踏まえ,本研究は,米国都市圏を事例に富裕層地区を対象に,職住の空間的ミスマッチが災害リスクの増大をもたらす現象について実証を目指す。

研究実績の概要

災害リスクや復興過程をめぐる欧米の地理学的研究は,都市マイノリティ貧困層を脆弱な存在と捉えたものが多い一方で,富裕層の流入の影響に着目した研究は少ない。特に,ジェントリフィケーションの進行による若年富裕層の集中や居住地域分化が都市圏の災害リスクへの影響を論じた研究は限られる。
そこで本研究は,米国都市圏を事例に富裕層地区を対象に,職住の空間的ミスマッチが災害リスクの増大をもたらす現象について実証を目指している。
まず,北米都市のインナーシティにおける職住の「空間的ミスマッチ」(spatial mismatch)に伴う諸問題とその解決策や,マイノリティ貧困層の居住地区に関して,関連文献の渉猟を行った。
また,1980年代から,人文地理学において論じられてきたポリティカル・エコロジー論、脆弱性論、ハザード研究(ハザードスケープに関する研究含む)、災害論などの研究について関連文献の論点の整理を行った。また、最近の状況として,新型コロナウイルス感染症が,米国都市の住まいや暮らしに与えた影響についての文献もあわせて整理した。
米国西海岸のまちづくりに詳しい専門家(米国人・建築学)他との討議も行い,本研究をジェントリフィケーションの進展という枠組みだけでなく,アフォーダブル・ハウジングの文脈から,災害に対する公助や共助を考えるという視点も得ることが出来た。さらに,米商務省統計局が運用しているWeb-GIS「My Community Explorer 4.0」における 緊急事態対応やリスク因子の取扱について検討した。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

文献等の事前調査やオンラインでの情報収集は行ったが、異動に伴い、現地調査が実現できず、当初計画よりやや遅れている。

今後の研究の推進方策

米国カリフォルニア州サンフランシスコ・ベイエリア都市圏や、ワシントン州シアトル都市圏等の西海岸の都市の関係機関等を訪問して資料収集、聞き取りを行う現地調査を今年度中に1回は実現したい。

報告書

(1件)
  • 2023 実施状況報告書

URL: 

公開日: 2023-04-13   更新日: 2024-12-25  

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