研究課題
基盤研究(C)
本研究では、少子高齢化に伴う労働力不足が顕著な日本の非大都市圏を事例に、外国人労働者(特に技能実習生・特定技能)の増加に対して、地域経済・地域社会がいかに適応・進化してきたのかを解明する。具体的な分析では、地域労働市場に占める外国人労働者の位置・役割に加え、彼ら彼女らの社会階層移動・空間移動の実相とそこに介在する諸アクターの行動に着目する。分析に際しては、東・東南アジアの広域的スケールの国際人口移動のトレンドも意識する。もって、現代の地域変容の特性を捉えるとともに、こうした適応・進化が地域の好ましい発展に寄与しうるか否かを検討する。