研究課題
基盤研究(C)
本研究では、コモン・ローの基本法といわれることになるマグナ・カルタが、 異法文化との接触の中で、如何に形成・解釈され変容したのかを解明し、マグナ・カルタの意義を再考する。具体的には、マグナ・カルタが、13世紀において古法 や学識法の如何なる影響を受けて形成されたのか、14世紀の如何なる政治的社会的状況及び現実の事件の中で、如何なる議会制定法による如何なる解釈によって変容していったのか、そしてイギリス旧植民地でマグナ・カルタと並んで14世紀の議会制定法が如何に解釈され継受されたのかを、考察する。