研究課題
基盤研究(C)
本研究の目的は、内心の自由を保障する憲法19条について、なぜ・どのように同自由を保障するかに関する憲法解釈理論を、内的に整合性を持つ統一的な体系的理論として構成することにある。本研究は、内心の自由論を「不利益取扱い」型・「外面的行為の規制」型・「自発的行為の強制」型という3つの型の解釈論からなる理論に再構成した上で、各々の型の解釈論について、未解明の論点を検討し、近接領域にある他の憲法条文の解釈論との共通点と相違点を究明する。