研究課題
基盤研究(C)
本研究は,国,企業,労働組合という労働法の主要な主体毎に,それぞれの主体がILOの中核的労働基準の実現にどのような役割を果たしうるかを判例等の一次資料や学術文献等の二次資料の分析を通じて明らかにすることを目指す。国との関係では中核的労働基準と国内法との齟齬の有無及びその理由,企業との関係では人権デュー・ディリジェンスと労働法コンプライアンスとの関係,労働組合との関係では国際枠組協約の意義などが検討対象となる。