研究課題
基盤研究(C)
現在の日本では、犯罪を行う過程のより早い段階から刑罰による介入が可能になるよう刑事立法が進められている。もちろん犯罪をより早い段階でやめさせることができるのはそれ自体としては望ましいことであるが、犯罪の中心的な部分からあまりに離れた行為まで先行して処罰することは、個人の行為自由に対する過度の制限となる可能性もある。このため、処罰の早期化の限界付けのための分析枠組みが不可欠である。本研究はそのような分析枠組みの構築を目指すものである。