本研究では、EUにおいて数年来急速な進展の続く各種のデジタル法制の新規立法(提案)やその運用の状況について、特にデータ・プラットフォーム・AIの3つの要素への対応に焦点を当て、その全体像と各種法制の相互関係を法分野横断的な研究により解明すると共に、我が国の法政策のあり方に対する示唆を見出す。本研究で取り上げる主なEUのデジタル法制としては、デ―タ法案やデータガバナンス法等のデータ活用法制、デジタルサービス法やデジタル市場法等のプラットフォーム法制、AI規則案・機械規則案やAI責任指令案等のAI法制、及びそれらに横断的に関わるサイバーセキュリティ法制やトラストサービス関連法制等を対象とする。
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