研究課題
基盤研究(C)
本研究の目的は、日本の主要政党を対象として、「政党参加」(有権者の組織的動員)という観点から政党組織の現状と歴史的な変化、およびその原因を分析することにある。分析の対象とする時期は、55年体制末期の1980年代末から現在までである。自民党、公明党、日本共産党については、この時期の一貫した分析がほぼ可能であるが、立憲民主党に関しては、民主党・民進党からの変化に加え、同じく労働組合を最大の支持団体とした日本社会党からの変容、また、日本維新の会については、その主要幹部がかつて所属した自民党との違いを明らかにする。