研究課題
基盤研究(C)
本研究は、「統治のアート」という観点から、初期近代ブリテンを中心とした政治思想史の見直しを行い、デモクラシーや自由、あるいは共和主義をめぐる議論や、ホッブズやロックに代表される社会契約論とは異なる、「ブリテン」という複合国家の統治を可能にした(あるいはそれに失敗した)、古典古代を模範とした人文主義的な「統治の技術」論の系譜や「政治的な教養」をめぐる知的伝統を明らかにする。