研究課題
基盤研究(C)
本研究は、フランスの地方公務員数が増加し続けている点と各地方自治体層(州、県、市町村、広域連合体)で職員増減の傾向が異なる点とに注目し、その理由を明らかにすることを目指すものである。地方自治体層ごとの地方公務員の定員管理の特徴を把握するとともに、その特徴を生み出す要因として、中央政府と地方政府の間に存在する政治的ルート、行政的ルートに着目し、その実態を事例研究を通じて確認する。一連の検討を通じて、フランスの地方公務員の定員管理を説明する中央地方関係の理論モデルを構築する。