研究課題/領域番号 |
23K01306
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分07010:理論経済学関連
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研究機関 | 信州大学 |
研究代表者 |
舛田 武仁 信州大学, 学術研究院社会科学系, 准教授 (80725060)
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研究期間 (年度) |
2023-04-01 – 2028-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2027年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2026年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2025年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2024年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2023年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 経済実験 / 高次リスク態度 / 予防行動 / 双対モデル / 不確実性 |
研究開始時の研究の概要 |
近年の実験研究では、不確実性下の最適化行動をよく説明するモデルの特定が、自己予防行動を特徴づける「プルーデンス」(慎重さ)の測定課題の開発を機に活発化している。予防行動を巡りその政策的重要性に比べ明確な理論予測を与えることの困難さは、予防行動パズルと呼ばれる。申請者のこれまでの実験で得た知見をもとに、本研究では予防行動パズルの解明を目指し、双対モデルと期待効用モデルのどちらが不確実性下の最適化行動をよりよく記述するのか経済実験で検証する。本研究は、貯蓄・防犯・疾病予防対策立案に対し、その基礎となる、人間行動特性を踏まえた意思決定モデルの提案で貢献する。
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研究実績の概要 |
予防行動の重要性に比べ実験データに明確な理論予測を与えることの困難さは,予防行動パズルと呼ばれる.本研究では予防行動パズルの解明を目指し、双対モデルと期待効用モデルのどちらが不確実性下の最適化行動をよりよく記述するのか経済実験で検証する.近年,任意の高次リスク態度抽出(elicit)課題の実施方法が複数提案されてきたが,実験参加者にとって設問内容が明白なものになっていなければ実験の意義が薄れてしまう.2023年度は,申請者が取り組んできた方法が被験者に対し十分に理解しやすいものかを検証するとともに,近年提案された確率荷重測定課題が高次リスク態度測定課題と同様に実装方法できるかを検討した.また,国際的学術雑誌から修正要求を受けて,本研究計画と密接に関わる不確実性下の意思決定論文を再投稿に向けて改訂した.
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
近年の先行研究を調査し実験の準備体制を整えることができた.また,本研究計画と密接に関わる不確実性下の意思決定論文を改訂した.
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今後の研究の推進方策 |
関連研究者と情報交換を行うなどしてデザインを精緻化したうえで実験を実施する.
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