研究課題
基盤研究(C)
情報設計の問題は、情報化の進んだ今日、望ましい経済状況を達成できるかという問いに対して重要性を増している。本研究の目的は、最適輸送理論とその双対理論を応用する独自のアプローチによって、この「複数の受け手に対する情報設計の問題」に対する新たな理論的ツールを開発し、それを様々な応用問題(プラットフォームによる寡占的売り手への情報提供、選挙前の投票者に対する情報公開、長期的関係下での情報設計、頑健な制度設計への応用など)に適用することである。