研究課題
基盤研究(C)
情報通信技術の急速な発達を背景として,情報の取引は既に新たな局面を迎え、世界各国でデータ取引市場が創設され、その運用が始まった。しかし、現時点では、各市場におけるデータの価格はやや感覚的に設定されており、その経済理論的根拠を見つけることが難しい。データの取引が経済に与える影響についても、取引を制御する価格決定方式の理論的考察がなされて こそ、より具体的な分析が可能になる。本研究では、学術的には未開拓であるこの考察対象 とし、実務上の課題に対応することを目標とする。なお、本研究の対象はデジタル・プラットフォームの機能に関するもので はない。