研究課題
基盤研究(C)
本研究は、1930年代ヨーロッパにおける出生率低下趨勢・少子化問題に関する経済諸学説を整理し、現代日本における少子化論議への示唆を得ることを目的とする。1930年代は、政治的危機・経済的危機の時代として知られるが、ヨーロッパのいくつかの国においては人口危機の時代でもあった。スウェーデンにおけるミュルダールをはじめ、イギリスのケインズ、アメリカにいたシュンペーターなど、当時の偉大な経済学者たちの人口に関する経済学説を明らかにする。