研究課題
基盤研究(C)
近年、子どもの貧困、特に子どもの多次元貧困(multidimensional child poverty)に注目が集まっており、これは家計レベルでの所得貧困では十分な把握が難しいこと、また子どもの年齢によりその構成要素が異なることなどから、より詳細な研究分析が求められている。本研究の目的は、開発途上国の一つであるカンボジアの特に農村部における子どもの多次元貧困に着目し、農村部での非農業部門への就業機会の拡大がどのような影響を与えるのかについて、計量経済学的な実証分析により明らかにすることである。