研究課題/領域番号 |
23K01387
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分07040:経済政策関連
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研究機関 | 南山大学 |
研究代表者 |
蔡 大鵬 南山大学, 経済学部, 教授 (20402381)
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研究分担者 |
太田代 幸雄 南山大学, 経済学部, 教授 (30313969)
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研究期間 (年度) |
2023-04-01 – 2027-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2026年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2025年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2024年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2023年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 報復関税合戦 / 国際的協調枠組み / 国際交渉 / 有権者の政治参加 / アイデンティティ経済学 / 貿易政策 / WTO / 産業政策 / 経済連携協定 / 保護主義 / 国際協調 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究の目的は、「経済連携協定に関する政府間交渉がいかなる条件の下で成功するのか」という学術的問いを理論的・実証的に解明することである。アイデンティティ経済学の手法を用いて、各国有権者の政治参加における相違、また国際交渉における政府間の戦略的相互作用の両面に焦点を当てて理論分析を進めると共に、世論調査の結果に基づき検証を行う。分析を通じて、経済連携の実現に必要不可欠な国際協調に関する新たな知見及び政策的含意を導き、経済連携協定の利活用の促進に貢献する。
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研究実績の概要 |
ポピュリズムの台頭により保護主義が蔓延する中、経済連携協定(EPA/FTA)の利活用が一層重要になっている。そこで、本研究の目的は、「経済連携協定に関する政府間交渉がいかなる条件の下で成功するのか」という学術的問いを理論的・実証的に解明することである。具体的には、アイデンティティ経済学の手法を用いて、各国有権者の政治参加における相違、また国際交渉における政府間の戦略的相互作用の両面に焦点を当てて理論分析を進めると共に、世論調査の結果に基づき検証を行う。分析を通じて、経済連携の実現に必要不可欠な国際協調に関する新たな知見及び政策的含意を導き、経済連携協定の利活用の促進に貢献する。 これまでは、自らが属する社会的カテゴリーの行動規範に基づいて、有権者が選挙にて投票を行う場合、自由貿易に対する一国のスタンスがいかに形成されるかについて、本研究の基礎となるモデルを構築・分析した。さらに、理論モデルの拡張を検討するとともに、理論研究で得られた結論をオンライン調査で得られるデータに基づく実証研究の準備作業を、UCSDのYanchuan Liu氏やシンガポール国立大学のDongtao Qi氏と共同で進めることができた。 一方、米中間で繰り広げられている貿易戦争の一因となっている中国政府による研究開発補助金や強制的な技術移転の関連政策について、そのような研究開発補助金が政策として採用される理由や、多国籍企業や投資国の社会福祉への影響についても分析した。これらの関連研究成果は、論文「Why do Governments Subsidize R&D-Intensive Foreign Direct Investment?」(共著:Yingzi Long)にまとめ、公刊することができた。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
これまでに、当初の計画の通り、貿易政策の政治経済分析に関する最新の文献を検討した。また、理論モデルの構築およびオンライン調査で得られるデータの解析による実証研究への準備も進めている。
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今後の研究の推進方策 |
本年度では、本研究に関連するワークショップの出席、また研究者との意見交換を通じて、今までの協力ネットワークをさらに広げると共に、研究の方向性・発展性について多面的に検討する予定である。一方、研究が当初の計画どおりに進まない場合には、問題設定の再検討を行う。
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