研究課題
基盤研究(C)
本研究は、中高年の健康増進や社会的厚生向上のための政策的含意を得ることを目的とする。分析に際しては、所得や学歴、就業形態など様々な個人レベルの社会経済的要因だけでなく、居住地域の格差・貧困状況、社会参加活動の度合いや就業状況など地域レベルの社会経済的要因にも注目し、中高年の健康の社会的決定要因を動学的な枠組みの下で分析するとともに、政策シミュレーションとして、年金・雇用制度改革が健康格差に及ぼす影響を試算する。さらに、中国で実施されている各種大規模社会調査の個票データも活用して日中比較を試みる。