研究課題
基盤研究(C)
本研究においては、我が国で初めて2200万人超の所得税の個票データを利用して、高額所得者を含む所得分布、課税所得の弾力性等を推計し、我が国の最適な所得税制のあり方を分析する。所得分布および課税所得の弾力性の推計に不可欠な所得税の個票データは、我が国ではこれまで利用できなかったが、研究代表者(國枝)の研究グループは、国税庁より初めて申告所得税データへのアクセスを認められた。本研究では、所得税の個票データを利用して、現在の所得分布や課税所得の弾力性を推計し、我が国における最適な所得税制を導出する。