中国家計負債行動の実証研究ーデジタル金融に着目したミクロデータ分析

• 研究課題/領域番号: 23K01453
• 研究種目: 基盤研究(C)
• 配分区分: 基金
• 応募区分: 一般
• 審査区分: 小区分07060:金融およびファイナンス関連
• 研究機関: 中央大学
• 研究代表者: 唐 成 中央大学, 経済学部, 教授 (20424187)
• 研究期間 (年度): 2023-04-01 – 2026-03-31
• 研究課題ステータス: 交付 (2023年度)
• 配分額: 3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円); 2025年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円); 2024年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円); 2023年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
• キーワード: 家計負債 / デジタル金融

研究開始時の研究の概要

近年の中国経済は負債問題が深刻化している。中でも家計負債の返済負担が重く、金融リスクが高まっている。他方、FinTechの進歩とEC市場の拡大を背景として、中国のデジタル金融が急速に発展してきた。デジタル金融の普及は家計負債の急増に影響を及ぼしているのだろうか。本研究は全国規模の家計金融調査データを用いて、（1）デジタル金融の普及は家計負債の急増に影響を及ぼすのか、（2）デジタル金融が家計負債を拡大させるメカニズムは何か、（3）家計の異質性が存在しているのか、などを解明したうえで、既存の経済理論と中国の実証分析結果の乖離を明らかにし、家計負債行動に関する新たな解釈を与えることも試みる。