研究課題/領域番号 |
23K01485
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分07070:経済史関連
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研究機関 | 東京都立大学 |
研究代表者 |
井澤 龍 東京都立大学, 経営学研究科, 准教授 (30761225)
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研究期間 (年度) |
2023-04-01 – 2028-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2027年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2026年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2025年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2024年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2023年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 経営史 / 経済史 / 国際経営 / 国際税務 / 会計史 |
研究開始時の研究の概要 |
国際課税制度と多国籍企業の狭間にあって国際税務サービスを提供してきた大手国際会計事務所の役割は十分に解明されておらず、史料ベースでの実証研究は国内外とも存在しない。本研究では、1920年代から現在までの大手国際会計事務所の国際税務サービスの発展を、会計事務所史料等を用いて明らかにし、また、20世紀後半から進んだ欧米国際会計事務所の国際化に伴って生じた日本の会計事務所・多国籍企業の変化も追う。
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研究実績の概要 |
研究期間中、1回の研究報告を行い、6本の論文(編著本収録論文2本を含む)を発表・執筆した。
【研究報告について】研究テーマである、「国際会計事務所と国際税務サービスの発展:Price Waterhouse, Coopers & Lybrand を中心に」を経営史学会関東部会にて報告した。コロンビア大学に収蔵されたPrice Waterhouse, Coopers & Lybrand 史料を用いて、会計事務所の税務サービス部門の発展史を探究した報告を行い、有益なコメントを得た。
【研究論文について】2020年度からの研究プロジェクトに基づいて、関西大学出版部より『合意形成と制度 ―租税条約、明治維新、官僚人事―』を編著者の1人として刊行した。担当パートの二編中、「第4章 国際課税ルールの世界的合意形成が誕生したとき ―1920 年代の国際連盟とイギリス」は、前科研テーマを総覧する内容ではあるが、本科研テーマへも接続のある章となった。また、「第1章 合意形成と制度――序言・総説――」でも、前科研テーマを国際政治学的な背景からまとめることで、研究の関心範囲を拡張させた。これらは、昨年度に出稿し、2023年5月に刊行された『税務弘報』 収録の「100年前の国際課税ルールに関する世界的合意 現代の国際課税改革の課題を見出す」の関心を引き継ぐものでもあった。また、科研費テーマから派生した研究として、企業史料論に関する論文(イギリス、アメリカ合衆国のビジネスアーカイブズ研究)2本、レトリカルヒストリーに関する研究1本を投稿し、採択された。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
史料調査の進捗が遅れている
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今後の研究の推進方策 |
史料収集の機会が限られる中で一層効率的な研究活動を行う
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