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サプライチェーンにおける個人レベルの行動研究:モデル開発と探索的分析

研究課題

研究課題/領域番号 23K01526
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分07080:経営学関連
研究機関京都産業大学

研究代表者

中野 幹久  京都産業大学, 経営学部, 教授 (70351690)

研究分担者 松山 一紀  同志社大学, 社会学部, 教授 (80351691)
研究期間 (年度) 2023-04-01 – 2026-03-31
研究課題ステータス 交付 (2023年度)
配分額 *注記
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2025年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
2024年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2023年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
キーワードサプライチェーン・マネジメント / サプライチェーン統合 / サプライチェーン行動 / サプライチェーン・フィロソフィー / 組織行動
研究開始時の研究の概要

本研究では、製造企業を対象として、サプライチェーンに関わるさまざまな部門に所属する構成員に見られる態度的成果と行動的成果の関係、態度的成果を促進・抑制する要因を個人レベルで分析するためのモデルを開発する。開発にあたっては、組織行動論の領域における先行研究を参考にしつつ、サプライチェーンの実務の実態に即したモデルになるように試作・改良する。そして、そのモデルを使ってオンラインモニターを対象としたサーベイを行い、因子分析や構造方程式モデリングといった統計的手法を用いてモデルを探索的に分析する。加えて、それらの結果についての所属部門別の違いを明らかにする。

研究実績の概要

サプライチェーンにおける個人レベルの行動研究において、2023年度は交付申請書の研究方法の通り、モデルの試作に関する研究活動を行った。
第一に、文献調査にもとづいて、従来からの組織レベルの因果関係に、個人レベルの因果関係を加えた、マルチレベルの概念モデルを開発した。第二に、そのモデルの妥当性を検証するとともに、モデルに関わる新たな知見を得るために、企業・実務家へのヒアリングを実施した。企業へのヒアリングは9社(食品4社、飲料2社、化粧品1社、電子部品1社、食品トレー1社)、実務家へのヒアリングは4名に行った。さらに、研究協力者にもヒアリングや打ち合わせを通じて、専門知識の提供を受けた。第三に、それらの調査結果を踏まえて、個人レベルの因果関係を検証するための測定尺度を開発した。モデルは、先行変数の「組織コミットメント」、媒介変数の「サプライチェーン・フィロソフィー」、行動変数の「サプライチェーン行動」、結果変数の「ワーク・エンゲイジメント」から構成される。組織コミットメント、サプライチェーン行動、ワーク・エンゲイジメントについては、文献調査にもとづいて尺度を設定した。サプライチェーン・フィロソフィーについては、文献調査およびオンラインモニターを有する調査会社に委託して実施した自由記述調査(回収数:300)にもとづいて、新たに尺度を開発した。
上記の過程で、研究分担者との議論を目的とした打ち合わせを4回行った。また、上記の研究成果をまとめた論文1本を国内学術誌に掲載した。打ち合わせやヒアリングについては、対面とオンラインを併用した。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

2023年度の初めに立てた研究計画通りに進んでいる。特に、2年目にアンケート調査を実施する準備が整った。

今後の研究の推進方策

2年目は予定通り、試作したモデルのテスト・改良を行う。モデルのテストについては、交付申請書では特定企業で実施することを予定していたが、一般性を確保するために、オンラインモニターによるWebアンケートでの実施に変更することを検討している。

報告書

(1件)
  • 2023 実施状況報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2023

すべて 雑誌論文 (1件) (うちオープンアクセス 1件)

  • [雑誌論文] サプライチェーンにおける個人レベルの行動研究に関する枠組みの提案2023

    • 著者名/発表者名
      中野幹久・松山一紀
    • 雑誌名

      京都マネジメント・レビュー

      巻: 43号 ページ: 23-41

    • 関連する報告書
      2023 実施状況報告書
    • オープンアクセス

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公開日: 2023-04-13   更新日: 2024-12-25  

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