研究課題/領域番号 |
23K01538
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分07080:経営学関連
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研究機関 | 大阪公立大学 |
研究代表者 |
上野山 達哉 大阪公立大学, 大学院経営学研究科, 教授 (90323188)
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研究分担者 |
鈴木 竜太 神戸大学, 経営学研究科, 教授 (80295568)
北居 明 甲南大学, 経営学部, 教授 (30278551)
松本 雄一 関西学院大学, 商学部, 教授 (10336951)
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研究期間 (年度) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2025年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2024年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2023年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 経営学 / ポップカルチャー |
研究開始時の研究の概要 |
第1に、欧米においてポップカルチャーと仕 事または組織の問題との関連についての先行研究をレビューする。第2に、経営学において、 それぞれの媒体内容をもとに批評的または経験的な研究を展開する方法論的意義の異同を検 討する。第3に、諸媒体の内容をもとに仕事観と組織観の波及や変遷について批評的・およ び経験的な研究をおこなう。第4に、諸媒体の内容が経営学の教材としていかなる可能性を 有しているのかを検討する。
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研究実績の概要 |
当該研究の目的は、ポップカルチャーを構成する漫画、映画、テレビドラマ、小説などの諸媒体の内容をもととして、現代の日本企業における仕事観と組織観の波及や変遷の動態を明らかにすることにある。上記目的研究活動のアプローチとしては、諸媒体の研究対象としての可能性の探究と、それに関連づけられる仕事観・組織観関連の概念の探究に二分される。後者は従前の組織行動論・人的資源管理論の延長線上にあるが、前者を取り込むことで、それぞれがこれまで研究を展開してきた組織行動論・人的資源管理論における諸概念や諸理論と関連させた批評的・経験的研究を、ポップカルチャーの複数媒体を題材としてまとめることが可能となる。研究初年度である2023年度においては、この両者にかかわる学術論文1本(鈴木)が公刊された。また、主として後者にかかわる著書3点(上野山・松本)、学術論文2本(松本)も公刊された。業績発表以外の研究活動としては以下が挙げられる。第1に、欧米においてポップカルチャーと仕事または組織の問題との関連についての先行研究を収集した。第2に、経営学において、それぞれの媒体内容をもとに批評的または経験的な研究を展開する方法論的意義の異同を検討した。第3に、ポップカルチャーの諸媒体の資料を収集し、それらの内容が経営学の教材としていかなる可能性を有しているのかを検討した。以上の研究活動は当該年度の直接の研究業績とはなっていないが、2024年度以降に業績としてまとまることが期待される。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
先行科研費研究の業績全体を集約した学術図書を2023年をめどに公刊する準備が進められていたが、出版社の校正がやや遅れており、2024年度中の公刊となる予定である。当該研究はこの図書を基礎としたものであるため、別途取り組める資料収集などは進めているが、研究活動全体はやや後ろ倒しになっている。
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今後の研究の推進方策 |
上記図書公刊のための作業を迅速におこない、他の研究活動を並行してキャッチアップする。
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