研究課題/領域番号 |
23K01550
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分07080:経営学関連
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研究機関 | 立命館大学 |
研究代表者 |
小島 愛 立命館大学, 経営学部, 教授 (80513192)
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研究期間 (年度) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2025年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2024年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2023年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | NPO経営 / 就労者の待遇 / 賃金 / 労働時間 / 人材採用・定着 / キャリア形成 / ボランティア活動 / ソーシャル・ネットワーク / 持続可能性 / 待遇 / キャリア |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は、NPOにおける人材採用・定着、就労者の待遇の現在地点を明らかにし、NPO経営の持続可能性を吟味するとともに、阻害要因とその対処可能性を考察することを目的とする。具体的に、「待遇」と「キャリア形成」の観点からインタビュー調査およびデータセットを用いた実証分析を行う。 本研究を通じて、人的資源管理、マーケティングなど経営学的視点によるNPO経営の新たなエビデンスを蓄積できる。それらにより、NPO被用者の拡大、日本人のキャリアの多様化、NPOセクターの活性化などへの貢献を目指す。
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研究実績の概要 |
本研究は、NPOにおける人材採用・定着、就労者の待遇の現在地点を明らかにし、NPO経営の持続可能性を吟味するとともに、阻害要因とその対処可能性を考察することを目的とする。具体的に、インタビュー調査および大規模データセットを用いた実証分析を行う。 1年目の研究成果としては、Kojima, M(2023)がある。日本ではどのようなソーシャル・ネットワークを持つ人がボランティア活動をしているのかを明らかにした。町内会や団体参加といったフォーマルなネットワークのほかに、友人との会食というインフォーマルなネットワークもボランティア活動と正の相関が確認された。これらの結果より、コミュニティに新しく加わることになった人への声掛けなどの強化や、社会的孤立に関する諸対策への関連付けなどを通じて、ボランティア活動を増やすことが可能となるかもしれないという示唆を得た。 そのほかに、別のデータセットを用いて上記内容をさらに掘り下げる形の分析なども進めている。上記の新しい引き続きNPOセクターの活性化の手掛かりとなるような実証研究を行いたい。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
順調に学会発表、論文投稿などの準備を行っている。
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今後の研究の推進方策 |
NPO人材に関する研究をさらに促進するため、データ申請、データクリーニングなどを可及的すみやかに行い、データ分析、論文執筆、ならび論文投稿を完了したい。
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