研究課題/領域番号 |
23K01557
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分07080:経営学関連
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
佐々木 勝 大阪大学, 大学院経済学研究科, 教授 (10340647)
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研究分担者 |
浅川 慎介 佐賀大学, 経済学部, 助教 (10962912)
山根 承子 大阪大学, 大学院経済学研究科, 招へい研究員 (40633798)
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研究期間 (年度) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2025年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2024年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2023年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 職場環境 / 組織の生産性 / 空間 / 人的資源管理 / 労働経済学 / ニューノーマル / 音声情報 / ウイズコロナ / テキスト分析 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究課題では、実験参加者にブレスト形式会議を行なってもらい、機械学習を応用した テキストマイニング(dictionary method, topic modelling)を用いて、通常の対面式会議やWeb会議でのグループメンバー間のコミュニケーションから収集される音声情報を定量情報に変換したうえで分析に使用する。これにより、グループメンバー間のコミュニケーション量の変化に加えて、ウェアラブル・センサーでは測定することが難しい、ブレスト形式会議で求められるコミュニケーションの質の変化や広がり、そして議論がまとまり意思決定が行われるまでのスピードの速さが職場環境によって変化するのかを検証することができる。
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研究実績の概要 |
本研究の目的は、新型コロナ感染症が終息した以降のニューノーマルの時代において、コロナ前とは違ったコミュニケーションの取り方が機能するような職場環境の要因を探ることであり、そのためにオフィス空間を創造するメーカーとの産学連携のもと、フィールド実験のアプローチから定量的に解明することである。具体的な問いは3つある。1つ目はWeb会議のような遠隔方法による人々のコミュニケーションを円滑にする職場環境の要因は何なのか、2つ目はマスク越しの対面式コミュニケーションを円滑にする職場環境の要因は何なのか、そして3つ目は職場環境が改善されることによって、労働生産性は向上するのかである。今年度は、挑戦的萌芽研究の後継研究として位置づけられている3番目の問いを重点に研究を実施した。途中経過であるが、これまでの研究をまとめて、他の研究者からコメントを求めた。今後は追加実験から収取したデータを含めた分析を行うことで頑健的な研究成果をまとめ、英語の論文に仕上げる予定である。その他に、1番目と2番目の問いに関して、実験参加者にプレ・サーベイを行った。今後、本格的に実験設計する際の参考にする予定である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
今年度は、挑戦的萌芽研究の後継となる問3に関する研究を重点的に行なった。追加的に3回実験を実施し、サンプル数を増やすことができたため、概ね順調に進展していると判断する。また、ニューノーマル時代における新しいコミュニケーションを円滑にする職場環境の要因を検証するための準備段階である、プレ・サーベイを実施できたことも概ね順調に進展していると判断した。
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今後の研究の推進方策 |
2023年度に実施したプレ・サーベイの結果を踏まえて、今後は1番目と2番目の問いに該当する、遠隔方法による人々のコミュニケーションを円滑にする職場環境の要因やマスク越しの対面式コミュニケーションを円滑にする職場環境の要因について検証するために、フィールド実験デザインを設計し、共同研究するメーカーの共同で実験を実施していく予定である。
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