研究課題/領域番号 |
23K01572
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分07080:経営学関連
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研究機関 | 同志社大学 |
研究代表者 |
関 智宏 同志社大学, 商学部, 教授 (40434865)
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研究期間 (年度) |
2023-04-01 – 2027-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2026年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
2025年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2024年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2023年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | アントレプレナーシップ / 中小企業 / 起業行為 / プロセス / メカニズム / ブルワリー / クラフトビール / アントレプレネリング / 起業 / 社会変化 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では、起業行為が社会にどのような変化をもたらしたか、さらに社会の変化がまた新たな起業行為を引き起こしたか、という起業行為と社会の変化との相互作用のメカニズムを解明していく。具体的には、日本の小規模のクラフトビール事業を担う企業家に密着し、さまざまな関係者や関係機関とのかかわりにかかるデータの定性的分析から、企業家によるイノベーションや消費者選好にかかる一連のプロセスを明らかにする。
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研究実績の概要 |
本研究は、起業行為が社会にどのような変化をもたらしたか、さらに社会の変化がまた新たな起業行為を引き起こしたか、という起業行為と社会の変化との相互作用のメカニズムを解明していくことを目的に、日本の小規模のクラフトビール事業を起こしている、あるいは起こそうとする個人の企業家に密着し、その個人を取り巻くさまざまな関係者や関係機関(顧客、取引先など)とのかかわりにかかるデータの定性的分析から、小規模の醸造所によってイノベーションが生み出されたり、あるいは消費者から選好されたりする一連のプロセスを明らかにしていくものである。 2023年度には、日本のクラフトビール産業のなかでも、急増する日本のクラフトビールメーカーの現象を捉えるために、ブルワリーの事業をめぐる諸指標からその類型化を試みた。具体的には、クラフトビールメーカーをめぐる販売および知名度、また商品および製造をめぐるいくつかの項目をとりあげ、ある1つの項目を基準としたうえで、それらの項目の組み合わせから、クラフトビールメーカーを類型化することを提案した。そして、1つの試みとして、参入する事業体という法人か個人かという項目を基準とし、そこで考えられうる類型をいくつか提示した。この成果は、「クラフトビールメーカー(ブルワリー)の類型化の一試論―「中小企業」としてのブルワリー研究序説―」として発表済である。 また日本の現象を相対的に位置づけるために、アメリカのポートランドとタイのバンコクにおいてブルワリーの調査を実施した。これらのなかでも、タイのバンコクにおけるクラフトビール事業を研究資料としてとりまとめた。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
国内外の調査は順調に進んでおり、本研究で具体的に検討していく対象となるブルワリーやビアパブの選定ができている段階にある。しかしながら、海外渡航費の高騰により、想定していた以上に海外渡航にコストがかかり、海外調査の実施について一部変更を余儀なくされている。
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今後の研究の推進方策 |
2024年度には、日本国内でクラフトビールを専門的に取り扱う4、5のビアパブを対象に、ビアパブの仕入れ先であるブルワリーや消費者に対するインタビュー調査をおこない、小規模の醸造所によってイノベーションが生み出されたり、あるいは消費者から選好されたりする一連のプロセスを解明していく。 また、日本国内のクラフトビール産業の比較検討対象として、イギリスのロンドン、台湾の台北、韓国のソウルにおいてクラフトビール産業、とくにブルワリーとビアパブの調査を実施する予定である。なかでもロンドンにおいては、伝統的なパブを対象に、日本で実施する上記と同様の調査をおこない、日本の現象と比較検討をおこなう。
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