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戦略創造チームの多元的視点取得と事業企画チームとの階層間相互作用

研究課題

研究課題/領域番号 23K01583
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分07080:経営学関連
研究機関中央大学

研究代表者

竹田 陽子  中央大学, 戦略経営研究科, 教授 (80319011)

研究期間 (年度) 2023-04-01 – 2028-03-31
研究課題ステータス 交付 (2023年度)
配分額 *注記
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2027年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2026年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2025年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2024年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2023年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
キーワード多元的視点取得 / 戦略創造性 / 戦略創造プロセス / 外部ネットワーク多様性 / チームメンバー多様性 / 戦略創造チーム / 創造的成果 / 事業企画チーム / 階層間相互作用
研究開始時の研究の概要

本研究の問いは、ある企業の戦略を策定するために、密接なコミュニケーションをし、実質的に戦略創造している戦略創造チームにおいて、様々なステークホルダーの立場に立って世界をイメージする視点取得の多様性の程度である「多元的視点取得」が戦略創造の成果にどのような影響を与えるのか、また、戦略創造チームの多元的視点取得は、現場レベルの事業企画チームの多元的視点取得および創造的成果にどのような影響を与えるのか、である。中堅企業の戦略策定者を対象に、インタビュー調査と調査票調査をおこない、戦略創造チームの多元的視点取得が戦略創造に与える影響と、戦略創造チームと現場の事業企画チームの階層間相互作用を解明する。

研究実績の概要

本研究の問いは、ある企業の戦略を策定するために、密接なコミュニケーションをし、実質的に戦略創造しているチーム(戦略創造チーム)において、様々なステークホルダーの立場に立って世界をイメージする視点取得の多様性の程度である「多元的視点取得」が戦略創造の成果にどのような影響を与えるのか、また、戦略創造チームの多元的視点取得は、現場レベルの事業企画チームの多元的視点取得および創造的成果にどのような影響を与えるのか、である。本研究の着想は、事業企画チームにおいて、多元的視点取得と創造的成果、多様性との関係を明らかにした先行研究(竹田, 2022)の知見に基づき、企業の現場レベルのチームだけでなく、企業上層の戦略創造チームにおいても、多元的視点取得が創造的な成果を生み出すのではないかというものである。
本研究で焦点を当てる戦略創造チームは、一般的な意味での経営陣とは異なり、役職や所属組織に関わらず、ある企業の戦略を策定するために、密接なコミュニケーションをし、実質的に戦略創造している集団と定義する。実質的な戦略創造チームの境界の実態を把握するのも本研究の下位目標である。
本研究の目的は、第1に、企業の戦略を実質的に創造する集団(役員だけとは限らない)を戦略創造チームとして捉えて、戦略創造チームの多元的視点取得が戦略創造に与える影響について実証する。第2に、戦略創造チームと現場の事業企画チームの階層間相互作用を解明する。特に、戦略創造チームの多元的視点取得が事業企画チームの多元的視点取得および創造的成果にどのような影響を与えるのかに焦点を当てる。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

本研究で焦点を当てる戦略創造チームは、一般的な意味での経営陣とは異なり、役職や所属組織に関わらず、ある企業の戦略を策定するために、密接なコミュニケーションをし、実質的に戦略創造している集団と定義する。本年度は、このように広く 実質的に戦略創造チームをとらえた時、その実態はどのようなものかを確認し、戦略創造チームの多元的視点取得と、チームメンバーの多様性、チーム外部のネットワークの多様性が企業の戦略創造にどのように関わっているかについて探求するために、企業(個人事業を除く)の役員、または部長以上の管理職で、前述の定義による戦略創造チームのメンバーにあたる者に調査票調査をおこなった。本年度は、対象全サンプル(n=1,236)のうち従業員300人以上の企業(n=472)にフォーカスして分析をおこなった。分析結果は、2024年6月の組織学会で発表する予定である。

今後の研究の推進方策

今後は、初年度に実施した調査の分析をさらにすすめ、大企業と中小企業の違い、チームとの心理的安全性との関係など、組織特性やチーム特性が戦略創造メカニズムに与える影響を、さらに詳細に分析する。また、戦略創造チームと現場の事業企画チームの階層間相互作用を解明するため、企業勤務者への調査票調査などの実証研究の準備と理論研究をすすめる。

報告書

(1件)
  • 2023 実施状況報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて 2024 2023

すべて 雑誌論文 (1件) 学会発表 (2件)

  • [雑誌論文] 多元的視点取得の促進と個人的経験が創造的成果に与える影響2023

    • 著者名/発表者名
      田中和子・安食浩太・竹田陽子
    • 雑誌名

      研究・イノベーション学会第38回年次学術大会要旨集

      巻: 38 ページ: 395-400

    • 関連する報告書
      2023 実施状況報告書
  • [学会発表] 戦略創造におけるチームとしての多元的視点取得と多様性、ネットワークの関係2024

    • 著者名/発表者名
      竹田陽子
    • 学会等名
      組織学会
    • 関連する報告書
      2023 実施状況報告書
  • [学会発表] 多元的視点取得の促進と個人的経験が創造的成果に与える影響2023

    • 著者名/発表者名
      田中和子・安食浩太・竹田陽子
    • 学会等名
      研究・イノベーション学会
    • 関連する報告書
      2023 実施状況報告書

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公開日: 2023-04-13   更新日: 2024-12-25  

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