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京都の製造業、伝統産業、商業、観光等のエフェクチュアルな商品開発とマーケティング

研究課題

研究課題/領域番号 23K01661
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分07090:商学関連
研究機関佛教大学

研究代表者

若林 靖永  佛教大学, 社会学部, 教授 (70240447)

研究期間 (年度) 2023-04-01 – 2027-03-31
研究課題ステータス 交付 (2023年度)
配分額 *注記
2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2026年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2025年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2024年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2023年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
キーワード伝統産業 / 京都観光 / 生協論 / エフェクチュエーション / 中小企業 / 観光 / 商品開発 / マーケティング
研究開始時の研究の概要

地方再生、個性的で持続可能な都市の形成のために新産業の創造、既存産業の革新といった起業家的行動が不可欠であるが、起業家の行動原理であるエフェクチュエーションがいかにして経営成果、地域開発につながるかというメカニズムはいまだ明確ではない。本研究の目的は、エフェクチュエーションと経営成果、地域開発のつながりを明らかにすることであり、そのために京都という個性的な都市をおもなフィールドとして、製造業、伝統産業、商業、観光等におけるエフェクチュアルな商品開発とマーケティングの事例研究をすすめるものである。

研究実績の概要

伝統産業については3名の京都市技術功労者等への聞き取り調査を実施し、戦後直後から今日までの変遷、労働状況の変化、需要や取引状況の変化、それへの対応等、大きく京都の染織分野での伝統産業の変化について明らかにできた。これまでの調査研究の成果については、佛教大学オープンラーニングセンターの2023年度前期ハイフレックス講座「京都の伝統産業の課題と展望」(計6回)の講義を提供した。
観光については、京都市との意見交換等を通じて、持続可能な京都観光をマネジメントするための測定指標のあり方について検討具体化をすすめるとともに、喫緊の課題であるオーバーツーリズム対策の方向性について検討をすすめた。これまでの調査研究の成果については、佛教大学オープンラーニングセンターの2023年度後期ハイフレックス講座「京都観光の過去・現在・未来 持続可能な観光をめざして」(計6回)の講義を提供した。
生協については、コープみやざきへの訪問調査、生協実践研究会実践事例研究会の参加等を通じて、ポスト・コロナの生協の改革の実態について調査をすすめるとともに、戦後の生協研究について再検討し研究会での報告を行った。
中小企業については、京都中小企業家同友会とコンタクトし、中小企業の挑戦や課題について検討し、同友会大学で講演を行った。また、富山県南砺市井波での日本遺産の取り組みに関わるジソウラボについての共同研究を行い、地域での中小企業による共同的なエフェチュアルな実践についての調査研究をすすめた。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

研究対象とする調査研究が順調に展開されており、今後に続けて展開できる見通しがある。課題としては研究成果をとりまとめて発表していくという計画、見通しについてより明確にしていく必要があると考えている。

今後の研究の推進方策

(1)伝統産業については引き続き聞き取り調査を実施し、戦後の伝統産業の変遷を従事者の立場から明らかにする。
(2)観光については、持続可能な京都観光をマネジメントするためのあり方について引き続き検討する。
(3)生協については、現代生協論の検討をすすめてとりまとめる。
(4)京都中小企業家同友会との協力関係を強め、調査の実施、授業への協力等をすすめる。
(5)以上の調査対象などについて、エフェクチュエーションの実践事例の分析に位置づけて検討をすすめる。

報告書

(1件)
  • 2023 実施状況報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2024

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 生協論を検討する2024

    • 著者名/発表者名
      若林靖永
    • 学会等名
      くらしと協同の研究所 第7回くらしと協同 研究活動報告会
    • 関連する報告書
      2023 実施状況報告書

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公開日: 2023-04-13   更新日: 2024-12-25  

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