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日本における外国人材とその家族のサードプレイスに関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 23K01737
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分08010:社会学関連
研究機関立命館大学

研究代表者

守屋 貴司  立命館大学, 経営学部, 教授 (70248194)

研究分担者 九門 大士  亜細亜大学, 付置研究所, 教授 (80709080)
研究期間 (年度) 2023-04-01 – 2027-03-31
研究課題ステータス 交付 (2023年度)
配分額 *注記
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2026年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2025年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2024年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2023年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
キーワードサードプレイス / 外国人とその家族 / 多文化共生 / 外国人 / 家族 / 地域包摂
研究開始時の研究の概要

本研究は、今後、日本の少子高齢化による労働力不足の充足のために、益々、日本で必要かつ重要となる外国人材(とその家族)のQ O Lの充実や多文化共生を図るために、外国人材とその家族の「サードプレイス(とても居心地の良い空間)」を焦点にあてて、分析・解明を行うことである。学術的に、自国民と異なる外国人材とその家族の「サードプレイス」に関する研究は、国内外で、全く未開拓な研究領域であり、日本を事例として、その解明を行うことが大きな学術的価値と実践的社会課題の解明があると共に、その解明を通して、新たなサードプレイス概念の拡張を狙っている。

研究実績の概要

2023年度は、代表者である守屋は、日本における外国人材のコミュニティ形成を分析し、その機能と役割を分析・解明し、その先に、場としてのサードプレイスが多様に展開されているので、そのサードプレイスを類型化し、さらに、フィールドワーク調査、ヒアリング調査で深く解明することを計画することができた。具体的には、代表者である守屋は、当初から計画していた在日韓国朝鮮人のコリアタウンのサードプレイスとインド人のコミュ二ティのサードプレイスを研究対象として分析・フィールドワーク調査することを計画することができた。
また、代表である守屋は、パイロット調査をもとに、日本の物流産業における外国人材の活躍とそれら外国人材のサードプレイスについて調査・研究を行い、その研究成果を、所属する大学の大学紀要に論文として発表することができた。また、共同研究者である九門は、パイロット調査として、意欲的に、外国人の起業家・起業関係者のサードプレイスや中国人留学生のサードプレイスについて調査を行い、それぞれ「日本における国際的なサードプレイスの事例」、「中国人留学生のサードプレイス-中国留学生学友会の事例-」と題して、所属する大学のアジア研究所所報に2本の論考を発表することができた。そして、今後の研究計画として、九門は、外国人起業家・経営者や起業関係者のサードプレイスについて更なるヒアリング調査などを通じて深く解明することを計画することができた。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

当該年度の研究計画目標である1)研究メンバーによる本共同研究テーマに関する文献、論文、資料に関して網羅的に収集することができた。また、2)それら文献、論文、資料をもとに、研究メンバーで、リアルに集まり、長時間にわたり、当該研究テーマに基づくオリジナリティが高い研究に発展させるための研究の方向性や方針について深く議論を行うことができた。また、3)初年度の目標であったパイロット調査として、ヒアリング調査を行うことができた。また、4)パイロット調査を行い、その研究成果を、それぞれの所属する大学の大学紀要や研究所報に発表することができた。
以上の4点から初年度の研究目標を概ね達成することができたと言える。

今後の研究の推進方策

今後の研究の推進方策としては、1)初年度に設定した研究計画をもとに、フィールドワーク調査やヒアリング調査を実施し、それを、所属する大学の大学紀要および研究所報などに論文や研究ノート、論考として、発表することにしたい。2)また、適時、共同研究メンバーで、リアルに集まり、研究成果の共有化を図ると同時に、それを基礎として、さらなる当該研究テーマに関する研究発展について模索を行うことにしたい。
具体的には、研究代表者である守屋は、日本でコリアタウンとして有名の鶴橋や新宿区大久保地区のフィールドワーク調査を行うと同時に、インド人コミュティのある東京都江戸川区の西葛西のフィールドワーク調査を行う予定である。また、共同研究者である九門は、外国人起業家・経営者や起業関係者のサードプレイスについて更なるヒアリング調査などを通じて深く解明する予定である。

報告書

(1件)
  • 2023 実施状況報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて 2024 2023

すべて 雑誌論文 (3件) (うちオープンアクセス 3件)

  • [雑誌論文] 中国人留学生のサードプレイス ―中国留学生学友会の事例―2024

    • 著者名/発表者名
      九門大士
    • 雑誌名

      アジア研究所所報

      巻: 194 ページ: 8-9

    • 関連する報告書
      2023 実施状況報告書
    • オープンアクセス
  • [雑誌論文] 日本の陸運(道路貨物輸送)企業の人材の採用・活用・定着に関する研究 : 女性・若者・外国人材を中心として2023

    • 著者名/発表者名
      守屋貴司
    • 雑誌名

      立命館経営学

      巻: 62 ページ: 87-106

    • 関連する報告書
      2023 実施状況報告書
    • オープンアクセス
  • [雑誌論文] 日本における国際的なサードプレイスの事例2023

    • 著者名/発表者名
      九門大士
    • 雑誌名

      アジア研究所所報

      巻: 193 ページ: 8-9

    • 関連する報告書
      2023 実施状況報告書
    • オープンアクセス

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公開日: 2023-04-13   更新日: 2024-12-25  

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